PR

ゴルフの大会「TGL」のルールを解説!ハンマーとは?出場選手は?

新時代のゴルフリーグTGL
この記事には広告が含まれています

『TGL presented by SoFi』は、ゴルフの新しいリーグ形式で、「Tech-Rich Golf League」の頭文字を取っています。タイガー・ウッズとロリー・マキロイが設立したリーグで、テクノロジーとエンターテインメントを融合させた競技スタイルが特徴です。
このリーグは、先端技術・革新性・ファン参加に焦点を当て、ゴルフの競技に新しい形を導入し、伝統的なゴルフとは異なるエンターテインメント性を重視しています。

会場は約1200人の観客が現地で観戦できる、アメリカフロリダ州マイアミのパームビーチガーデンズにあるSoFi(ソファイ)センター。パームビーチ州立大学の構内に作られています。
TGLの専用会場となっており、64フィートx46フィート(約19.5m×約14m)の映画館よりも大きな巨大スクリーンを使用します。天然芝のティーグラウンドやフェアウェイ、ラフからショットする形式で試合を展開します。バンカーも実際の砂から打ちます。
バーチャル部分はゴルフシミュレーターの「FULL SWING」を使用します。ゴルフ業界ではトラックマンより安く導入できると最近話題の機械ですね。

PGAツアーを主戦場とするスター選手4名で1チームを構成します。(試合に出場するのは3人)
全6チームが総当たりのリーグ戦を行い、上位4チームがプレーオフへ進出。
選手たちはマイクを着用し、チーム内の戦略や会話を視聴者が聞くことができます。
日本からは松山英樹選手が参戦する注目のゴルフリーグです!

全6チームで構成されており、1チームあたり4人が所属しています。
(PGAツアー勝利数は2025年3月現在)
TGLへの出場条件として、PGAの正会員である必要があります。
また、各選手は最低3試合に出場しなければなりません。

《6チームで唯一全員がメジャー王者》
松山 英樹            PGAツアー11勝
ロリー・マキロイ        PGAツアー28勝
キーガン・ブラッドリー     PGAツアー7勝
アダム・スコット        PGAツアー14勝

ジャスティン・トーマス     PGAツアー15勝
パトリック・カントレー     PGAツアー8勝
ビリー・ホーシェル       PGAツアー8勝
ルーカス・グローバー      PGAツアー6勝
※ニック・ダンラップ      PGAツアー2勝
 MATCH15でワンマッチ契約

トミー・フリートウッド     PGAツアー未勝利
サヒス・ティーガラ       PGAツアー1勝
コリン・モリカワ        PGAツアー6勝
ジャスティン・ローズ      PGAツアー11勝
※トニー・フィナウ       PGAツアー6勝
 MATCH10でワンマッチ契約

リッキー・ファウラー      PGAツアー6勝
ザンダー・シャウフェレ     PGAツアー9勝
マシュー・フィッツパトリック  PGAツアー2勝
キャメロン・ヤング       PGAツアー未勝利

ウィンダム・クラーク      PGAツアー3勝
ルドビグ・オーベリ       PGAツアー2勝
ミンウ・リー          PGAツアー未勝利
シェーン・ローリー       PGAツアー3勝

レギュラーシーズンスケジュール

※時間は日本時間

1月8日(水)  MATCH1 ニューヨークvsベイ 試合結果を見る
1月15日(水) MATCH2 ロサンゼルスvsジュピター 試合結果を見る
1月22日(水) MATCH3 ニューヨークvsアトランタ 試合結果を見る
1月28日(火) MATCH4 ジュピターvsボストン 試合結果を見る
2月5日(水)  MATCH5 ボストンvsロサンゼルス 試合結果を見る
2月18日(火) MATCH6 アトランタvsロサンゼルス 試合結果を見る
2月18日(火) MATCH7 アトランタvsザ・ベイ 試合結果を見る
【松山英樹が出場!】2月18日(火) MATCH8 ザ・ベイvsボストン 試合結果を見る
2月19日(水) MATCH9 ジュピターvsニューヨーク 試合結果を見る
2月25日(火) MATCH10 ロサンゼルスvsニューヨーク 試合結果を見る
【松山英樹が出場!】2月25日(火) MATCH11 ボストンvsアトランタ 試合結果を見る

プレーオフスケジュール

セミファイナル

3月18日(火) ニューヨーク(4位)vsロサンゼルス(1位)

3月19日(水) アトランタ(3位)vsザ・ベイ(2位)

ファイナルシリーズ

アトランタ(3位) vs ニューヨーク(4位)
2戦先勝方式
MATCH2で決まらなかった場合、MATCH3を実施

選手は大きく分けて2種類のエリアでプレーします。

スクリーンゾーン

ピンから50yds以上の距離がある場合、スクリーンに向かってショットをします。
2打目以降はティーショットの結果に応じて、「フェアウェイ」「バンカー」はそれぞれのライにプレース、「ラフ」はボールをドロップしてショットをします。
芝は天然のバミューダ芝が採用されており、「フェアウェイ」は約1.3cm、「ラフ」は約7.6cmに調整されています。
バンカーの砂はオーガスタナショナルGCと同じ、目の細かい砂が採用されています。
51yds〜130ydsはフロントボックス、131yds以上はバックボックスからショットをします。
(1/22追記)
MATCH3よりバックボックスからのみのショットにルール変更されました。
フロントボックスからだと、バーチャル感が強くなり、リアルとの差が大きくなりすぎるための配慮とのことです。
(1/28追記)
MATCH4でフロントボックスからのショットが確認されました。
ルールについての言及がなかったので詳細がわかり次第追記します。
(2/23追記)
50yds以内でもグリーンゾーンの端を超えている場合はフロントボックスからのショットになるようです。(グリーンゾーンの端は壁なので、打てないエリアの場合)

グリーンゾーン

ピンまで50yds以内になったら現実世界のグリーンでプレーをします。
このグリーンは油圧式になっていて、ホールによって回転させたり、傾斜や形状を変化させることが可能になっています。
グリーンゾーンは人工芝で作られています。

それぞれのホールはバーチャルならではのロケーションになっており、現実にはありえないような海上や溶岩地帯のホールが用意されています。

全15ホールのマッチプレー団体戦です。
1チームあたり3人が出場し、
オルタネート方式の「トリプルス」を9ホール、
シングルマッチの「シングルス」を6ホールを戦います。

トリプルス(#1〜#9)
15ホールのうち、最初の9ホールは3人が順番に打ち、各ホールのスコアを競います。
(オルタネート方式)
事前に登録したプレイヤー番号に従ってティーショットを行います。
ティーショット順は以下の通りです。
#1、#4、#7:Player1
#2、#5、#8:Player2
#3、#6、#9:Player3
ティーショット以降はホールアウトまで順番に打ちます。

シングルス(#10〜#15)
残りの6ホールは2ホールずつを1対1のシングルマッチで行います。
対戦は以下の通りです。
#10、#13:Player1同士
#11、#14:Player2同士
#12、#15:Player3同士
シングルスではホールアウトまで1人の選手がプレーをします。

各ホールで勝利したチームに1ポイントが加算され、15ホールの獲得ポイントが多いチームが勝利となります。15ホールを終了した時点でスコアがタイの場合はOVERTIME(延長戦)が行われます。

ショットのルール

1打ごとにショットクロックが設定されており、40秒以内にショットしなければなりません。
時間内にショットができなかった場合、タイムオーバーとなり1打が加算されます。

タイムアウトの回数

各チーム、トリプルス・シングルスでそれぞれ2回のタイムアウトを使用することができます。
1回あたり15秒の時間が与えられます。
タイムアウトが終了するとショットクロックはリセットされ、再び40秒のカウントが始まります。

グリーンでのライン読みに時間をかけたり、クラブ選択に時間をかけたりと
使うタイミングは試合展開によってさまざまです。

レフェリーも存在する!

レフェリーは通常1名で、ボールのプレース位置やショットクロックの管理、タイムアウトの管理などをおこないます。
そして、ハンマーが使用された際にACCEPTorDECLINEの確認をするのもレフェリーの仕事です。
頭上でこぶしを2つ合わせるハンドサインでACCEPT(承認)
両手を下で交差させ開くハンドサインでDECLINE(拒否)を表します。
ハンマーが投げられた際にそのハンマーが有効かどうかの判断も行います。
(選手がアドレスに入ってからのハンマーは無効となります)

TGLでは、デリック・スタフォードさんという方が主審を務めます。
もともとはNBAのレフェリーで、NBAファイナルにも声がかかるほど信頼と実績がある方です。
また、PGAツアーでルールオフィシャルチーフを務めたマーク・ラッセルさんがアシスタントレフェリーを担当しており、リプレイ映像を使用しながらレフェリーをサポートしています。
(サッカーでいうところのVARのように別室にいるようです。)

MATCH6から大きくルールが変更に!

2月14日(現地時間)にハンマーのルール変更が発表されました。
MATCH6から適用される新しいハンマーのルールは以下の通りです。

①1試合で両チーム3回ずつハンマーを使用することができます。
②1ホールあたり両チーム1回ずつしか使用することができません。
③両チームが同じホールでハンマーを使用した場合は3ポイントを獲得することができます。

以下の画像がTGL公式からの発表です。

(TGL 公式Xより引用)

以前のルールを引き継ぐ点としては、「ハンマー」の使用をACCEPT(承認)かDECLINE(拒否)かを選ぶことができる点です。(ホール開始前に宣言をした場合は必ずACCEPT)
また、DECLINEの場合に相手チームが1ポイントを獲得する点も変更はありません。

以前は、「ハンマーを使うたびに使用権が移動する」というルールだったため、
リードしているチームが使用権を持っていると使うメリットがありませんでした。
また、負けているチームも追いつく手段がなくなり、勝負の駆け引きが少ない状況でした。
ルール変更によって点差を縮めることが可能となったのでよりおもしろさが増すでしょう。

(参考)旧ルール

通常、1ホール勝利で得られるポイントは1ポイントですが、そのホールで「ハンマー」を宣言すると
1ポイントを追加で得ることができます。

相手チームは「ハンマー」の使用をACCEPT(承認)かDECLINE(拒否)かを選ぶことができます。
(ホール開始前に宣言をした場合は必ずACCEPT)

DECLINEの場合はそのホールをギブアップしたとみなされ、「ハンマー」を宣言したチームに1ポイントが与えられます。
ACCEPTして負けてしまうと2ポイントが相手チームに入ってしまうため、
戦略的にDECLINEを選択して失点を1ポイントに抑えることも可能です。

「ハンマー」の使用権は宣言するごとに入れ替わり、どちらかのチームだけが権利を持っている状態になります。使用回数には制限がありませんので、使用権があれば何度でも宣言することができます。
1ホールの間に両チームが使用する(合計2回のハンマー)ことも可能で、ACCEPTの場合は勝利チームが3ポイントを獲得します。

今シーズンの賞金額総額は2100万ドル(約32億円)
優勝チームは900万ドル(約13億5000万円)を手にします。

レギュラーシーズンで総当たり戦を実施し、1勝する2ポイントを獲得します。
負けたチームは0ポイントとなります。
ただし、15ホールで決着がつかず、OVERTIME(延長戦)に突入した場合は負けたチームも1ポイントを獲得することができます。

レギュラーシーズンの結果により、上位4チームがプレーオフに進出します。

試合は提携するPGAツアー(米国男子ツアー)の各大会最終日の翌日、月曜日に実施され、試合を行うチームだけが参加し、試合がないチームのメンバーはオフになります。

TGLはU-NEXTにて見放題、独占ライブ配信となっています。
U-NEXTでは日本のスタジオが用意されており、ゲストと一緒にルールの解説や現地実況の通訳などを
交えながら楽しめる工夫がされています。
ゴルフに詳しいタレントさんやアスリートが登場して盛り上げてくれますので
とても観やすくなっています。
また、6月30日まで見逃し配信もできますので今から登録しても全試合観戦可能です。

U-NEXTのゴルフ公式チャンネルにて3ホールだけ公開されています。
TGLの試合の雰囲気を見たい方は覗いてみてください。

(YouTube U-NEXTゴルフ公式チャンネルより引用)

U-NEXTには他にも映画、ドラマ、アニメなど見放題作品も多数ありますのでTGLだけではなく、
他のコンテンツも楽しめます。
TGL観るならU-NEXT 登録はコチラから!

U-NEXTを6年以上使い倒しているヘビーユーザーですが、安心しておすすめすることができるプラットフォームです。
他のコンテンツが気になる方は以下の記事も参考にしてみてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました