
Hello! I’m Yamo !
今回はU-NEXT限定配信のアメリカのミステリードラマ
『フライト・アテンダント
シーズン2』をレビューしていくよ〜
この作品はシーズン1からストーリーがつながっているため前作から観ることをオススメします!
シーズン1のレビュー記事もあるので下のリンクから確認してみてください!
どんなドラマ?
主人公キャシー・ボーデンは、アルコール依存症を患っており、シーズン1ではそれが原因で大事件に巻き込まれてしまいました。
シーズン2では、生活の拠点をニューヨークへ移し、CAとしての生活を続けながら、CIAの協力者としても活動するという二重生活を送っています。飲酒とトラブルだらけだった彼女は、「シラフの生活」を維持し、真面目に生き直そうと奮闘中。
しかし、ロサンゼルスでのフライト先で、自分そっくりの人物による殺人事件に遭遇したことをきっかけに、再び彼女の生活は大きな事件に巻き込まれていきます。
シーズン2も全8話で構成されていますが、シーズン1同様一話完結型ではなく、シリーズを通して真相に迫っていく内容になっています。
登場人物は?
☆主人公
カサンドラ・ボーデン
通称キャシー。
「フライトアテンダント」と「CIAの協力者」の二足のわらじで生活する。
またも大きな事件に巻き込まれ再び容疑者になってしまう。
★主要な登場人物
アニー・モラディ
キャシーの親友。職業は弁護士。
シーズン1では事件に巻き込まれるキャシーを
助けようとした結果、職を失ってしまう。
今作も恋人のマックスとともにキャシーを助けてくれる。
メーガン・ブランナー
キャシーの元同僚CA。ちょっとした小遣い稼ぎの気持ちが国際的な犯罪に加担してしまい追われる身に。
シェーン・エヴァンス
シーズン1から引き続き登場。
フライトアテンダントとして働く傍ら、
実はCIAのエージェントという顔を持つ。
グレース・ストーキー
キャシーの新しい同僚。
一見すると普通のフライトアテンダントだが
彼女にも秘密がありそう。
全部で何話?1話あたりの時間は?
シーズン2もシーズン1と同様に全8話で構成されています。
各話の放送時間は1話あたり約45分前後と、
日本の一般的なドラマに比べると同じくらい。
そのためテンポよく、スムーズに観進めることができます。
それでは各話の内容を紹介していきます。
第1話 もう一人の私 49分
ロサンゼルスで新たな人生を歩み始めたキャシーは、順調な日々を送っていた。
そんなある日、CIAの上司ベンジャミンから一枚の写真を手渡される。新たなターゲットの追跡任務が始まる中、キャシーは再び予期せぬ事件へと巻き込まれていく。
第2話 断酒365日目 45分
ローマから帰国する際に行方不明になっていたキャシーの荷物がようやく発見される。
しかし中身には、まったく身に覚えのない物がいくつも入っていた。
不可解な状況に戸惑うキャシーは、ついに親友アニーとその恋人マックスに、自分がCIAの協力者であることを打ち明ける決意をする。
第3話 パフィンを道しるべに 47分
ある日キャシーのもとに、旧友メーガンから絵文字だらけの謎めいたメッセージが届く。
そのメッセージを解読したキャシーは、ヒントを頼りにアイスランドへ向かうことに。
そこで彼女を待ち受けていたものとは……?
第4話 再会 40分
メーガンからの暗号メッセージを読み間違えていたキャシーだったが、なんとか彼女と合流することに成功する。しかし、安心したのも束の間、再びトラブルが発生。
一方ロサンゼルスの自宅では、アニーとマックスが何者かに拘束されてしまう。
第5話 倒壊 49分
ベンジャミンが眠っている隙を突き、キャシーは彼のオフィスに保管されていた重要書類をこっそり閲覧する。その中には、自分が映った防犯カメラの写真、さらには精神鑑定書までもが含まれていた。キャシーは誰かがこれをねつ造したと考え、犯人を突き止めようと動き出すが――。
第6話 再出発の旅 47分
アニーとマックスは危険を冒してキャシーのために行動し、無事自宅へと戻る。しかし、そこで彼らが見たのは、泥酔し情緒不安定なキャシーの姿だった。そんな最中、キャシーが疑いを抱いている上司ベンジャミンが、自宅を訪れる。
第7話 サンタモニカ・ピアへ行け 38分
第1話でキャシーに送り返されてきた荷物の中にあった「ビューマスター」。その中のシーンは、実際の殺人とリンクしていた。次に起こる事件を阻止すべく、キャシーは奔走する。手がかりが示す場所は「サンタモニカ・ピア」――ロサンゼルス近郊にある有名な木造の桟橋だった。
第8話 対決 46分
物語はいよいよ終盤へ。キャシーは事件の核心へと迫るが、その一方でメーガンにも新たな危機が迫っていた。次々と発生するトラブルの中、キャシーはすべてを乗り越え、事件を解決へと導くことができるのか――。
感想 ※少しネタバレあり!
フライト・アテンダントシーズン2
フライト・アテンダントシーズン2
2022年
1話約45分 全8話
ミステリー系
ハマり度
推理要素
スッキリ度
続編への期待度
人気ドラマの待望のシーズン2ということで、始まる前からかなり楽しみにしていたんです。
前作がすごくおもしろかっただけに、自然とハードルも上がっていたというか。
正直なところ、観終わって最初に思ったのは、
「あれ? これってシーズン1だけで完結してた方がよかったかも…?」というちょっと残念な気持ちでした。
シーズン1では、主人公のキャシーが自分の失敗や過去の行動によって、思いがけず大きな事件に巻き込まれていくというストーリーだったんですよね。その流れにリアリティがあって、どこか共感できる部分もあり、観ているこっちも「どうなるの!?」ってドキドキしながら引き込まれたのを覚えています。
それに比べてシーズン2では、キャシーがCIAの協力者というちょっと特殊な立場になっていて、最初から“事件に巻き込まれるのが前提”みたいな展開なんですよ。だからなのか、前作ほどのハラハラ感や緊張感があまり感じられなかったんです。危機に巻き込まれていくスリルというより、「はいはい、また事件ですね」って感じで、少し予定調和な印象を受けちゃいました。
さらに今回は、スパイ活動とか機密情報とか、いわゆる「スパイ系の犯罪」がメインテーマになっていて、内容がちょっと難解なんですよね。
CIAが関わってるっていう設定上、仕方ないとは思うんですけど、そのぶん「誰が犯人なんだろう?」っていう推理する楽しみも薄めで、盛り上がりに欠けた感じが否めませんでした。
もちろん、容疑者の描き方にも工夫はされていて、「この人が怪しいと思わせておいて実は…!」みたいなミスリードを狙ってる伏線もあったんだろうなとは思うんです。でも、その表現があまりうまくハマってなかったというか、視聴者としては「あ〜はいはい、そういうことね」ってあっさり納得しちゃって、あまり驚きがなかったのが残念でした。
あと、キャシーがアルコール依存症と向き合っていくという内面的なテーマも引き続き描かれているんですが、今回は“キャシーの中にいる別のキャシー”との対話というか、自分自身との会話形式でそれを表現していて…。前作では亡くなったソコロフとの会話を通してキャシーの葛藤が描かれていて、それがすごく自然でわかりやすかっただけに、今回はちょっと複雑で伝わりにくくなってしまっている印象でした。
全体的に、キャシーの成長や苦悩を描こうとしている意図は伝わってくるものの、ストーリー構成やサスペンス要素とのバランスがイマイチ噛み合っていなかったかな、というのが正直な感想です。やっぱり前作の完成度が高かっただけに、それを超えるのは難しかったのかもしれませんね。
フライト・アテンダントはU-NEXT限定配信となっています。
U-NEXTってなに?という方のために解説記事も用意していますのであわせて読んでみてください!
最後までお読みいただきありがとうございました!
それでは、また!
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